ネイルサロンが集まるJR恵比寿駅を分析！独立開業を狙いたい注目スポットTOP3

【JR恵比寿駅】
37店のネイルサロンが軒を連ねる美容系エリア

JR線と東京メトロ日比谷線が乗り入れ、周囲を渋谷、代官山、広尾、中目黒といったおしゃれスポットに囲まれている恵比寿。代官山・中目黒方面へと繋がる西口にはアトレのほか個人商店も多く、学生から社会人まで多くの人が往来。一方、恵比寿ガーデンプレイスのある東口は、ジョエル・ロブションをはじめとする高級レストランも点在し、上品な雰囲気が漂っている。そして、そのどちらにも共通しているのが、女性またはカップルが多いということ。恵比寿在住者の半数以上が全国平均を超える年収を得ているため、ライフスタイルへの意識も高いように思える。こうした客層を狙ってか、恵比寿周辺にはネイルサロンが37店、エステサロンが67店、美容院が117店と美容系のお店が集中。アフター5のデートや女子会の前に、はたまた自分自身のメンテナンスのために、そうしたお店を「美容DAY」としてハシゴする女性も多いと見た！

そこで今回は、JR恵比寿駅周辺のデータ分析を基に、都内の類似駅をリサーチ！　ネイルサロンの開業条件がそろった駅を3つ紹介します。

【都営地下鉄浅草線 三田駅】
仕事帰りのOLが立ち寄れるコンビニエンステイストを狙え

都営浅草線と三田線の2路線が乗り入れている三田駅は、JR田町駅とも隣接したオフィス街エリア。NEC本社や三菱自動車工業本社があり、昼間の人口は恵比寿駅の実に3倍にも上る、9万3000人。バリキャリとして働く人も多く、頭の先から爪の先まできれいに整えた女性が利用する駅のわりに、三田駅の0.5㎞圏内に店を構えるネイルサロンはわずか3店。エステや美容院を含めても20店程度と、美容系がやや手薄の印象だ。ワークコアタイムの平日の昼間や会社が休みとなる週末の集客は見込めないものの、出勤前やアフター5の営業時間を延ばすなど、働く女性に特化したサービスを盛り込めば勝機があるはず！

【京王電鉄井の頭線 神泉駅】
若い女性が通いやすいリーズナブルな価格設定がカギ

渋谷から1駅、電車でわずか1分の場所に位置する神泉駅は、都心部ならではの利便性と昔ながら下町感が同居している。穴場の飲食店もあり、渋谷の中心部に飽きた大人たちが「奥渋谷」に次いで足を伸ばすエリアだが、この近辺の特徴は何と言っても近くに若者向けのクラブやライブハウスがたくさんあること。また、東京大学駒場キャンパスが近いこともあって、行き交う人の多くが若者だ。そのため、ネイルサロンを開業するのであれば、価格設定を見極めるのがカギと言えそう。また、ネイルサロンはすでに12店とライバル店も多く存在するので、利用客に「また来たい！」と思わせる、「とっておきの空間」を作って顧客獲得を目指したい。

【東京メトロ千代田線 乃木坂駅】
美意識の高い女性を満足させるハイクオリティー＆ラグジュアリーを目指せ

アイドルグループ「乃木坂46」の登場で、その知名度を一気に上げた感のある乃木坂。乗り入れ路線が東京メトロ千代田線1路線しかなく、周囲を表参道、赤坂、六本木といった東京を代表する都市に囲まれているせいか、やや陸の孤島といったイメージがあるかもしれない。けれども、徒歩圏内には東京ミッドタウンや国立新美術館といった施設があり、美的センスに優れた人たちが「わざわざ訪れるエリア」でもある。現在、この街に店を構えるネイルサロンは4店。朝5時まで営業している店や完全個室の店など、街の特性を生かしたサービスを提供しているようだ。この街に欠かせないのは、ハイクオリティーとラグジュアリー。女性たちの美意識を刺激するこだわりのネイルで勝負しよう。

※データ：マケプラ調べ（2016年3月現在）