これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■水野貴之さん(独立14年)
地元の高知で、電気工事士として電気配線や防犯機器の取り付け工事に従事していた水野さん。日立グローバルライフソリューションズのサービスエンジニア(SA)をしていた同郷の友人から、「神奈川に出てきて、SAの仕事をやらないか」と誘われた時、最初は断ったのだそうです。そんな水野さんがこの世界に飛び込んだ理由は何だったのか、お話を伺いしました。
当時の年齢 |
20代後半 |
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当時の自己資金 |
〜100万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
お客様から頼られる喜び 生涯続けられる仕事 |
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友人から何度も誘われるうちに、「ずっと地元にとどまっているのではなく、首都圏に出て自分の世界を広げてみたい」という気持ちが強くなったのです。友人がやっている仕事だという安心感もありましたし、何事も経験だと思いました。そして2007年、独立と同時に結婚。妻もよくついてきてくれたと思います。本音を言うと、最初はこんなに長くやるつもりではなかったのですが、思いのほか、水が合っていたのでしょうね。
同じ職人系の仕事とはいえ、電気工事とは全く違うので覚えることばかり。研修終了後も他のSAに質問したり、サポートセンターに問い合わせたりと、最初の1年はただただがむしゃらでした。また電気工事の仕事は施主様と直接お話をすることはほぼありません。でもSAはコミュニケーションも大切な仕事です。その違いにもとまどいましたが「やれないことはない」とスキルを磨き、2年目位から少しずつ自信が持てるようになりました。
きれいごとと思われるかもしれませんが、お客様の「ありがとう」の言葉で全てが救われるんです。製品が故障して「申し訳ありません。修理させていただきます」という気持ちで伺っているのに感謝され、修理した製品をまた使っていただける。「何かあったらあなたが来てくれるから、他の家電も日立にしたわ」と言われたこともあります。これは電気工事の仕事では味わえない喜びです。また収入は独立以前に比べ2倍以上になりました。
ここ数年売上は800万~900万円台をキープ。5歳から中2まで、6人の子どもに恵まれましたので、この子たちが成人するまではこの水準を落とさないよう頑張ります(笑)。その後は自分の体力と相談しながら、身体が動く限り続けていきたいです。新製品が次々と登場するため、常に新しい技術と向き合えるのは楽しく、マンネリ化することはありません。これからも技術の研鑽とお客様とのふれあいを大切にしていきたいですね。