これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■平手さん(2021年開業)
10代から30年近く飲食業界に携わってきた平手さん。割烹料理屋の板前修行から始まり、和食も洋食も様々な料理に腕を振るってきました。ご自身で焼き鳥屋を開業したり、一度はサラリーマンとして大手飲食店に就職したこともありました。
しかし、コロナの煽りで業績はイマイチ。ご自身の結婚などもあり、改めて将来を見据えた仕事に就こうと人材紹介会社に出向きます。そこで出会ったのが「かさねや」でした。
平手さんにとっては全くの未知数だったというデリバリー業界ですが、開業して1年間の奮闘と今後の抱負を伺いました。
【取材/22年6月】
当時の年齢 |
40代前半 |
---|
事業スタイル |
店舗経営 |
---|
キーワード |
低資金で開業 本部の手厚いサポート |
---|
まず資金がなくても開業できるというのは大きかったですね。店舗も厨房設備も一から用意したら莫大なお金がかかります。それを全て本部が用意してくれて、メニューや材料だって全て決まっているわけだから自分の頭を悩ますこともない。やる気さえあればチャレンジしない手はないと思いました。
契約前に実店舗の職場見学にも行かせてもらいましたが、オーダーの電話が鳴り止まない。その日は台風だったこともあり通常より多くの利用者がいたとは思いますが、それでも「こんなに多くの人がデリバリーを頼む時代なのか!」と将来性を強く感じましたね。メニューも本当に豊富で、これならお客様も飽きずにリピートしてくれるだろうと感じました。
デリバリーは、出来立てをいかに早くお客様に届けるかが非常に重要です。でも、急ぎすぎて盛り付けが雑になってはいけないし、バイクで運ぶスタッフの安全も第一ですから、むやみに焦らせてもいけない。どういうオペレーションが最もスムーズなのか、どのルートが最短で届けられるのかを常に考えています。
出来る努力として、料理ごとに梱包材を使い分け、運んでる最中にも盛り付けが崩れにくいようにしたり、保温剤の入れ方などにも気を配って対応しています。何度か配達すると抜け道なども分かってくるので、その都度スタッフと共有し合い、サービスの向上に努めています。
独立から1年経って、リピーターのお客様が着実に増えてきたことを実感しています。デリバリーって、始める前はお客さまの顔が見えない飲食業だと思っていたんですが、受け渡しの10秒20秒でも、丁寧なコミュニケーションをとっていると顔見知りになっていくんですよね。オーダー票で注文回数を見ることもできますが、名前や住所だけでも「あ、また注文してくれた!」と分かるようになりますし、お客様の顔も浮かびます。
リピートしてもらえるということは、前回の内容に満足して選んで頂けている証拠だと思うので、モチベーションは当然上がります。今後も引き続き、丁寧なコミュニケーションと美味しいご飯を、お客さまに届けていきたいです。
この1年で店舗の切り盛りには慣れてきましたし、お客様も定着してきたので、次の1年もだいたい見通せるようにはなってきました。集客は少しずつでも着実に増やしていって、安定的な経営ができるようになったら、多店舗展開も視野に取り組んでいきたいですね。本部がお好み焼き店も展開しているので、そちらの事業にも興味があります。
私個人としては、昔からずっと慣れ親しんだ歌舞伎町が好きで仲間も多いので、チャンスがあれば歌舞伎町にお店を持ちたいという野望もあります。そのためにもまずは、このお店をしっかり軌道に乗せ、資金を蓄えないといけないですね!1日1日の目標を高く持ち、引き続き頑張っていきたいと思います。