これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◆トータルリペアホーム/阿部大輔さん
前職は全国チェーンの販売店に勤務。時代が変わり、将来的にリアルな店舗はなくなっていくかもしれないという不安はあったものの、なかなか次の一歩が踏み出せなかったと言います。
そんな中、実家でたまたま見ていたテレビ番組でトータルリペアを知り、「これまで脱サラや独立なんて自分には無理と諦めていたが、この業種なら独立を目指せるかもしれない。」そう思って慎重に検討を重ねた結果、挑戦することを決めた阿部さん。地元の岩手県で開業するまでの道のりと、今大切にしている仕事への想いをお聞きしました。
※2023年6月取材
当時の年齢 |
40代前半 |
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当時の自己資金 |
301〜500万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
脱サラして始める 熱中できる仕事 |
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元々独立に対して強い熱意があったわけではなかったのですが、会社員は「組織の人間」で、集団、チームでやっていくことへのストレスを感じることはありました。長年同じ場所で働くことで責任が増えていき、思い通りの働き方ができていないような気もしていましたね。
トータルリペアを初めて知った時は「こんな業種があるのか」と衝撃を受けました。これまでイメージできなかった「独立開業する自分」というのが、トータルリペアなら実現できそうな気がしたんです。半年くらいは自分の中で吟味し、その後説明会に足を運びました。そこで本部の方にかなり現実的な話をしてもらえてより独立が具体化していきました。
独立するからには会社員以上の収入を得たいと思い、説明会では利益性や需要の高さを中心に詳しく教えてもらいました。家族は最初から大賛成、という訳にはいきませんでしたが、自分の決心や本部の方と作ったシミュレーションをもとにじっくりと話し合いました。それでも完全に分かってもらうことは難しいので、とにかく開業した後、短期で結果を出して認めてもらうしかないと覚悟を決めて臨みました。
まずは住宅リペアを極めようと技術講習に無我夢中で取り組み、未経験だった営業も本部のサポートを受けながら必死でやりました。プロフィールシートを工夫し、「2番手でいいのでお声がけください」と1日10件以上をまわりましたね。
東北で展開しているハウスメーカーの新築案件を皮切りに、開業して10ヵ月くらいで安定的に案件が入るようになってきました。新築やリフォームの最終仕上げにリペアは欠かせないので、開業当初から需要の高さは肌で感じていました。
あとは1件1件丁寧に、目の前の仕事に全力を尽くすことを重ねているうちにリピートにつながり、一緒に仕事をした工務店さんや設備屋さんの口コミで別の会社から新規案件が入ってくるという状態に。今では新規開拓しなくても依頼でスケジュールが埋まります。繁忙期には1人で月商180万円になることもありましたね。会社員以上の収入とやりがいを持ってやっているので、家族も安心していると思います。
今は案件に対応することを優先し、あまり家族との時間が取れていないので、今後は運営方法を少し見直して、自分の時間も持てるようにしていきたいと思っています。また「本来ある姿に戻す=リペア」ということを念頭に置きつつも、そこに自分らしい要素を加えて、私にしかできない技術をお客様に提供していきたいと思っています。
私にとってはリペアという業種の存在が非常に大きく、トータルリペアを知らなければ独立はしていなかったかもしれません。それくらい夢中になれるものを見つけられたことに喜びを感じながら、これからも1件1件の案件と向き合っていきたいですね。