これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◆安和 朝彦さん
前職では10年以上アルミ関係の仕事をしていたという安和さん。親族で仕事をしていましたが、身内間だと何かと気を遣うことも多く、会社や組織に縛られない働き方を考えていたそうです。そんな中、たまたまリペア職人の方と仕事をする機会があり、その技術を見たことでリペアの仕事に興味を持ち始めました。
開業を決めたのは、玄関の修繕で見積もりを取ったことがきっかけ。想定以上の費用を見て、「これなら自分で修理してしまおう!」とリペア業界での開業を決意したと話します。リペア業界の中でもトータルリペアを選んだ理由とは?今のやりがいや今後の目標とは?安和さんにお話を伺いました。
※2023年7月取材
当時の年齢 |
40代後半 |
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当時の自己資金 |
301〜500万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
脱サラして始める 技術で人の役に立つ |
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前職でたまたまリペア職人の方と現場が一緒になる機会があり、リペアの仕事に興味を持ちました。その際に話を色々と聞いて、自分が思っている以上に根強い需要があることを知りましたね。こんなに需要があるならやっていける、この仕事で独立したい、と思いました。
トータルリペアを知ったのはウェブ検索がきっかけです。資料を見て、ますます興味を持ちました。担当者がこちらまで来てくれて、丁寧に説明をしてくれました。説明会では自分が想像していた以上のものをリペア出来ることに驚きましたね。実は他のリペア本部も検討していたのですが、ネームバリューやカリキュラムなどを比較してトータルリペアに決めました。
技術の習得よりも、家族に理解してもらうことのほうが大変だったかもしれません。会社員からの独立だったので、最初は反対をされましたね。開業当初も、来る仕事は全て受けていたため家族との時間をあまり作れていなかったと少し後悔はあります。今では「そんなに稼いでいるくせに家族への還元がない」と嫌味を言われてしまう程には仕事が安定しました。
技術は丁寧に教えて貰えたので、あまり不安はありませんでした。実際に現場に出ると、研修で学んだこと以上の対応を求められることもありましたが、本番を何度も経験して自分の技術を磨きました。時にはお客様から思った以上の反応をいただけることもあって、それが嬉しかったです。
リピートの依頼をいただけたり、紹介で新規のお客様から仕事の依頼を受けることがやりがいであり有難いことだと思っています。特にリペアの仕事となると、一度お客様の信頼を失ってしまうともう次がない業界だと思っていまして。「どこに傷があったの?」と聞かれることを念頭において取り組んでいますね。そのおかげか、開業して半年経った頃には案件数も落ち着いて、安定して仕事を貰えるようになりました。
今では営業活動は一切行っていません。仕事の依頼は紹介やリピートがほとんどで、技術に満足していただけているのかな、と感じています。今ではクオリティの高さを意識しつつ、スピードや経費面も考えながら行動しています。
今後もお客様の期待に応えられるように動いていきたいです。そのためにはクオリティの高い補修だけではなく、スピードが求められると思っています。特にこの業界では、前もってリペアが必要になる、と分かっていることのほうが少なく、リアルタイムで困っているお客様が多いんです。そんな時に、すぐに駆け付けて力になれる職人を目指していきたいですね。
年商の目標は1億円です。私が住んでいる地域では、住宅リペアだけでも2億の市場があると感じていまして。その他のリペアを含めるとそれ以上ですね。今は市場を牛耳る勢いでやっているので、この目標は近いうちに達成したいと思っています。