これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◆遠藤博議オーナー
富士本市場店・三島玉川店(ともに静岡県)の2店舗を経営
2018年12月に富士本市場店を引き継ぎ、オーナーとなった遠藤さん。学生時代に経験したアルバイトで飲食業の楽しさを知り、一般企業を経て、大手カレー店チェーンのFC店に正社員として勤務していました。当時横浜に暮らしていた遠藤さんは、「地元の富士市に戻って独立したい」と考えていたそうです。「地元×飲食」を軸にFC募集を探し、たどりついたのがやよい軒のユニットFC制度でした。
他の大手チェーンを知る遠藤さんは、やよい軒にどんな可能性を見出したのでしょうか。多店舗経営へと踏み出した独立後の歩みをうかがいました。
当時の年齢 |
40代前半 |
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当時の自己資金 |
501〜1000万円 |
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事業スタイル |
店舗経営 |
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キーワード |
本部の手厚いサポート 地元で働く |
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地元・静岡県内で積極的にオーナー募集をしていたやよい軒。特に魅力を感じたのはユニットFC制度でした。すでに常連のお客様とクルーさんが付いている既存店を引き継ぐことができ、他社では数千万円単位でかかることもある初期費用を大きく抑えることができます。また、ほっともっとを運営する本部・プレナスの安心感もありました。
そんなわけで説明会へ飛び込んだのですが、実は最初は「希望エリアで引き継げるほど成長した直営店がない」とのことで、見送りになったんです。店舗が成長し、開業のチャンスを掴んだのは1年後でした。オーナーの不利益になることを包み隠さず話してくれる本部の姿勢にも共感しましたね。
飲食業出身の私ですが、開業当初は経験が邪魔をしました。前職時代のカレー店はオープンキッチンの小規模店で、忙しい時間帯でも2〜3人で何とか乗り切れたんです。やよい軒でも同様に、少人数で人件費をかけずに……と甘く見ていました。しかし、圧倒的に店舗規模の大きいやよい軒ではそうはいきません。ホールとキッチンで役割分担し、チームワークを発揮しなければ店舗運営が成り立たないことを知りました。
開業前の研修の時からクルーさんとはコミュニケーションを図っていましたが、本当の意味で頼れるようになったのは開業後。この店舗で長く働くベテランの経験に助けられながら、人と組織の重要性を学んでいきました。
オーナーの立場では、常に数字のプレッシャーが付きまといます。コロナ禍で思うように売上が伸びないときには、開業時からサポートしてくれている本部担当者が一緒に打開策を考えてくれました。腹を割って相談できる相手がいるのは本当に心強いですね。ここでも、1人では経営できないのだと痛感しました。
大変なことも多いですが、それでも今はやりたいことをやれているので幸せです。富士市に戻ってきたのは「地元に貢献したい」「両親に恩返しをしたい」という思いがあったから。店舗のクルーの皆さんに笑顔で働いてもらうのも、地元への貢献だと考えて頑張っています。忙しい日々の中でも、原点の気持ちは忘れないようにしたいですね。
本部担当者へは、開業当初から「多店舗経営がしたい」と話していました。その念願が叶い、2022年には2店舗目となる三島玉川店の経営に着手。店長を任せられる人材が育ち、少しずつ軌道に乗り始めています。
次は3店舗目を目指したいですね。飲食業のFCオーナーの本当の醍醐味は、多店舗経営の先にあると考えています。せっかく独立したからには上を目指したいし、自分が経営する店舗が増えていけば、それだけ地元への恩返しにもつながるはず。これからもクルーの皆さんとともに経験を積み重ね、人気店を作っていきます。そして私自身も、経営者としてさらに成長していきたいと思っています。
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