これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◆エース教育(株)須田悦人さん 59歳
30年もの長きにわたり、システム開発一筋に活躍された須田さん。プロジェクトの上流からマネジメント、導入支援まで幅広く担う中で”市場価値の高いスキルと経験”を養ってきました。だからこそ、違う業界で挑戦したいと50歳を超えて独立を決意。3人の子育てを終えた父であり人生の先輩として「先を見据えた教育」を主眼に置くことで、5年間で5店舗の開業に成功されています。
当時の年齢 |
50代 |
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当時の自己資金 |
1001万円以上 |
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事業スタイル |
会社経営 |
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キーワード |
脱サラして始める 50代・60代での決断 |
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妻が教職に就いていたことや、自身の子育て経験が大きいですね。3人の我が子が巣立っていく過程でライフステージを見据えた教育の大切さを感じていました。一方、長年のエンジニア経験では、計画やコミュニケーションの重要性を学びました。それらすべての経験を、子どもの未来に繋げたいと思ったのがきっかけです。
小中高一貫して教育できるFCがほとんど無い中で、城南予備校が母体である城南コベッツへの加盟は必然でした。
1つ目は教育環境の変化に対する情報不足。例えば学校に行かず塾だけ来る子に対して、自身の感覚では受け入れて良いものか悩んだこともありました。しかし今はクラスに2人は不登校の時代。塾が学校に行けない子の居場所となっているケースも多いんです。2つ目は人材採用と教育。複数校を展開しようとした際は採用も、自分の想いを経営に反映することにも苦労しました。今では5店舗で総勢50名の講師、6名の社員に恵まれています。
開業して5年が経ち、小学生が中学生に、高校受験を終えた大学生が講師として戻ってきてくれたり。
ひとりの生徒と長年にわたり関わっていけることも、城南コベッツならではの魅力。
ライフステージをプロデュースする、その一翼を担えていたら嬉しいですね。
2教室目で法人化しているため、今は会社としての基盤づくりに奔走していますが、楽しみながら教室運営をしてくれている社員たちの成長も、私には大きなやりがいです。
独立当初は、万が一上手くいかなかった時のことも考えていましたが、既に5店舗・総勢60名の組織に。人を雇うことは、その方の人生に責任を持つことなので、今は組織基盤を固め「どう継承していくか」が課題です。
全体では少子化ですが、都心の子ども人口は年々増加しています。激戦区であっても「高校生も指導できる」ことが大きな差別化となり、経営は安定しているため、より良い状態で次世代に引き継いでいきたいですね。