これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◾️大貫修治さん(45歳)/2022年7月開業
前職は住宅メーカーで営業マンをしていた大貫さん。お客様の家造りに携わる中で、以前から庭造りの提案については楽しいと感じていました。建築中に職人が庭で作業をしている姿を見ては、カッコいいなと、いつしかその仕事に興味を持つように。そんな中、勤続20年の節目を迎える頃にテレビの特集で植木屋革命のカットデザイナーを知ったそうです。
未経験者でも研修を受ければ挑戦できると知り、新しいことにチャレンジできるチャンスだと一念発起。クイック・ガーデニングで植木カットデザイナーとしての一歩を踏み出しました。夢を叶えた大貫さんに開業時の苦労話や、やりがいなどを伺いました。
当時の年齢 |
40代前半 |
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当時の自己資金 |
101〜300万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
熱中できる仕事 生涯続けられる仕事 |
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転職を決意後、植木屋未経験でも始められる植木カットデザイナーの説明会に参加しました。最初は半信半疑の気持ちもありましたが、実績や業務内容をしっかり説明して頂き、過去の事例から、未経験者スタートでも成功できる確信が持てました。開業資金が低コストだったことも決め手です。
仕事の依頼は本部から委託されるので、販路のない私でもすぐに仕事が開始できました。開業直後は技術的な経験不足で不安に思うこともありましたが、本部は無理に作業させることはありません。難しいと思った案件は本部に戻すことが可能。無理せず自分のペースでレベルアップができ、現場でわからないことはすぐに電話で教えてくれたことが心強かったです。
独立を決めた時は、安定して収入が得られるのか妻も心配していましたが、本部からの業務委託は途切れることがなく、時には引き受けきれない量があるため、その点で不安に思うことはありませんでした。
高所、害虫、剪定バサミやのこぎりなど、植木カットデザイナーは危険が伴う仕事です。いつも細心の注意を払っていますが、開業初期は頑張りたい一心で、仕事を詰めこみすぎてしまい、結果的に集中力が落ちてヒヤリとしたことも…。
最初の頃はこの受ける仕事の配分バランスが難しく、ペースを掴むまでは苦労しました。今は仕事もレベルUPし、自分の力量を把握できるように。スケジュール管理もうまくできるようになりました。
お客様から「我が家の庭じゃないみたい!見違えた!」などの声を頂いた時は、とてもやりがいを感じます。
また、会社員時代よりも時間が自由に使えるようになったことは嬉しいです。剪定の日程調整は、カットデザイナーに委ねられているので、上手くお客様との交渉が成立すれば、希望日にお休みを取ることも難しくありません。私の場合、子どもと過ごすために日曜日はなるべく休みにしています。それでも初の繁忙期で売上150万円に達した月もありました。
作業も朝9時頃にお客様宅へ訪問し、陽が沈む前には終わりにするので、遅い時間に帰宅することもあったサラリーマン時代に比べて、今の仕事は少ない稼働時間でリズム良く暮らせています。
現場に行くとお客様から、「どうしたら虫除けができるの?」、「水やりの方法は?」など、庭木に関する質問をされることがよくあります。これらの疑問にきちんと答えられることも、お客様との信頼関係を築くために大切なことだと思うので、今後はもっと勉強して知識をつけていきたいと思っています。それによってたくさんのお客様から、リピートして頂くことが今の目標です。
将来は、難易度の高い施工・剪定をこなすための資格も増やしていきたいです。扱える重機が増え、今よりも高所作業・木の伐採などができるようになれば、もっと幅広く仕事が受けられるようになります。定年がない職業なので、70歳までは現役で活躍していきたいですね。