これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■株式会社スパークル/代表取締役 山田 俊樹さん
不動産会社で17年、営業や人事など幅広い職種を経験した山田さん。40歳を迎える頃に「人生の節目となる年、なにか自分にもっとできることはないのか」と考え退職。会社員、独立などさまざまな仕事を見るなかで好きだった美容関連に興味が向くようになり、今ほどスダンダードではなかったメンズ脱毛に面白さと将来性を感じて開業を決意しました。
山田さんが開業した当初は、メンズ脱毛MAXは全国にまだ10店舗ほど。現在ではオーナーとして、3店舗を経営するまでになりました。まったく違う業界に飛び込むのに不安はなかったのか?山田さんに詳しくお話をお聞きしました。
※2024年2月取材
当時の年齢 |
40代前半 |
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当時の自己資金 |
101〜300万円 |
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事業スタイル |
店舗経営 |
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キーワード |
熱中できる仕事 お客様から頼られる喜び |
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未経験で業界についての知識もなかったため、もちろん不安はありました。ただ説明会に参加した際に社長と会い、とても信頼できる人だと感じたんです。実を言うと他のFC本部の説明会にも参加しましたが、淡々としているというか情熱を感じることができませんでした。MAXの社長だけが形式的な説明ではなく、個人のタイプを見極めてしっかり話をしてくれた気がします。最終的に「君なら絶対にできる!」という後押しをしていただき、開業を決意しました。
あと、他の脱毛店は加盟金の高さもネックでしたね。他業種のFC本部も検討しましたが自分で体を動かして働きたかったのもあり、施術者として仕事ができるMAXに落ち着きました。
正直、開業前は集客への不安がかなりありました。せっかくお店をオープンしてもお客様がゼロでは意味がありません。開業前は眠れない日もあるくらい悩んでしまい、SNSにひたすら投稿をしたりDMを送ったりと集客に励みました。その結果、オープン前から多くの予約が入り、しっかり売り上げを立てることに成功。その頃から現在まで途切れることなく黒字が続いています。
「全然苦労していないよね」と言われることも多いのですが、個人的には最初に集客を頑張ったからで、決して苦労してないわけではないんですよね。現在は3店舗展開していますが、基本的には店長に任せて指名があったときだけ私が施術を行っています。
脱毛に来るお客様のなかにはコンプレックスを持っている方も多いんです。相手は施術者とはいえ、それを人に見せることはとても勇気のいること。「ヒゲがなくなって彼女ができた」、「コンプレックスが解消できて嬉しい」などと言ってもらえると、勇気を持ってきた人たちの役に立つことができたとやりがいを感じますね。この人に任せたいと思ってもらえるように、今後も頑張りたいです。
開業してから会社員として働いていた頃よりストレスが大きく減りました。お客様が多く大変な時期でも苦にならず、心が健康になった感じ。体力的にも楽になり、収入も会社員時代よりは良いので開業して本当に良かったと思っています。
今後はさらに店舗を増やすことが目標。施術者として一人で1店舗だけを運営していくこともできますが、もし自分が病気などで休むことになったら売り上げがゼロになってしまいます。組織として何店舗か経営したほうがいいと以前に社長からもアドバイスをもらいました。
ただ、人を見極め育てることは本当に大変。実は以前は5店舗あったのですが、雇った人がなかなかが育たなかったり自分が採用しなかった人が他店で活躍していたりと、難しさを感じて店舗数を減らしてしまいました。しかし、この経験を活かして新しい店舗の展開にまた挑みたいです。コミュニケーションをしっかり取りながら人を育て、どんどん店舗を拡大していければと思います。