これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
個別指導塾ノーバス 京成大久保校
塾長/内山優一さん
教育事業に至るまでの経歴は実に多彩。ソフトウェア業界のプログラマから、ホテル・学生寮運営の大手企業を経て、家業である腕時計の輸入卸業を引き継いだ内山さん。しかし2010年代以降の円安によって為替差損がふくらみ、FC加盟による業態転換を模索することに。さまざまな業界を比較し、「土地も免許も資格もいらない」学習塾の開業を決意しました。
2019年4月の開校から4年にして、京成大久保校は生徒130名以上、講師30名以上の大所帯へと成長。「特別なことは何もしていない」と話す内山さんですが、そこには自然体で貫く”塾経営成功の秘訣”がありました。
当時の年齢 |
50代 |
---|
当時の自己資金 |
301〜500万円 |
---|
事業スタイル |
会社経営 |
---|
キーワード |
社会貢献できる 生涯続けられる仕事 |
---|
教育事業に的を絞ってからは、たくさんの学習塾を研究しました。ノーバスを選んだ理由は「私自身が子どもを通わせたいと思える塾」だったから。最大の特徴は1対1の完全担任制で、ころころ講師が変わることなく、子どもが安心して学び続けられます。テレビCMをやらない点も好印象でした。親の視点で考えれば、払った授業料でバンバンCMを流すよりも、子どものためにお金を使ってほしいと思うじゃないですか。
私はこれまでの事業経験から「まっとうなことをやれば結果が出るはず」と信じていました。実際にノーバスの校舎を見学すると、働いている人たちがみんな楽しそう。自分も同じように、まっとうな職場を作りたいと考えたんです。
どんな塾でも同じだと思いますが、開校してすぐに生徒がいっぱいになるわけではありません。7名の講師でスタートしましたが、初月は生徒さんも7名。授業が一つも入らない日もあって不安でした。支えになったのは、ノーバスの開校サポートです。本部担当者が常駐して、一緒に塾運営をします。この間に保護者面談のロープレや講師育成などにじっくり取り組むことができました。
その後は季節ごとの折り込みチラシやポスティングを実施。一度体験授業に来てもらえれば、他塾とはまったく違う完全担任制の強みが伝わります。生徒さんや保護者の方々の口コミ、紹介の輪がどんどん広まり、1年目の終わりには37名が通う塾となっていました。
現在では130名以上の生徒さんが通ってくれています。でも私が意識しているのはひたすら生徒さんや講師に寄り添うだけで、集客では特別なことはやっていません。講師が気持ちよく働ける空間を作るために一生懸命清掃をして、飲み物やお菓子を用意する。そうして講師がモチベーション高く生徒さんと向き合えるようにする。これを続けていたら、自然と講師数も生徒数も増えていきました。
本部からは「そろそろ雑務を任せるパートさんを雇っては?」とアドバイスされるのですが、私は清掃も電話対応も生徒さんへのお手紙の封入も、自分自身で感謝の気持ちを込めてやりたいんです。まっとうなことを続ければ結果が出る、その信念のみですね。
毎年たくさんの生徒さんが受験シーズンを迎えます。私にとっての決算は合格発表です。売上や収益も大切ですが、本当に大切なのは3月まで頑張り抜いた生徒さんたちにどれだけ「おめでとう!」と言えるか。私には寄り添うことしかできませんが、どこまでもこの結果を追求していきます。
最近では、かつての講師や卒塾した生徒さんが立ち寄って元気な顔を見せてくれるようになりました。もっとたくさんの人に喜んでもらうためには、現校舎を信頼できる誰かに任せ、新校舎を立ち上げることにも挑戦したいと考えています。
そして私自身の目標は生涯現役。こんなにもやりがいを持てる仕事に自分で限界を設けるなんて、もったいないですからね。