信頼の置ける顧問会計事務所を見つける／いよいよスタート！開業準備

プロの目で会計・税務をチェック！

独立開業してまずはじめに頭を悩ませるのが、会計や税金の処理でしょう。とくに税金の申告は、手持ちの財産や所得、設備投資などによって申告すべき内容も変わります。気づかないうちに払うべき税金を忘れてしまい、追徴課税を背負うことにもなりかねません。個人事業でも確定申告は必須ですし、会社を経営するとなると素人判断では難しい。事業が軌道にのったら信頼できる会計事務所を探し、顧問として定期的に会計をチェックしてもらうのがいいでしょう。

税理士に何を依頼するか？

税理士は、帳簿の記帳代行や給与計算をする「会計業務」、決算書や確定申告書を作成・提出する「税務代理」などを請け負ってくれます。それぞれ単発での依頼も可能ですが、お金の計算が苦手な人は、月々の顧問料を支払って経理、税務全般の相談に乗ってもらうのがベスト。事業の年商や相談するペースでも変わりますが、顧問料と記帳代行は月に2万円前後、決算申告は月額顧問料の4～6ヵ月分が目安です。

信頼できる会計事務所、税理士探しのチェックポイント

会計事務所、税理士選びのいちばんのポイントは、顧客の立場になって相談に乗ってくれるかどうか。各報酬の料金表がきちんとしているか、実績の豊富さはもちろん、節税や資金調達、経営に対するアドバイスが受けられるか、レスポンスは早いかなど、担当者の人柄も大切です。最初の相談は無料という会計事務所も多いので、まずは複数回ってみて、自分に合った人を見つけましょう。

会計・税務以外の相談事は？

労務関係なら社会保険労務士、法務なら行政書士、経営やマーケティングについてはコンサルタントなど、事業運営にまつわる専門家はさまざまにいます。プロに依頼するとそれだけ経費もかかりますが、自分で全てをやろうとすると、肝心な売上を立てることに専念できなくなることも。最寄りの商工会でも、いろいろな相談に乗ってくれます。ぜひ活用しましょう。