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充実感は会社員時代と比べものにならない!?独立して「新しい生活と働き方」を手に入れた6人の体験談

独立・開業すると、生活や働き方、価値観はどのように変わるのでしょうか?もちろん、業種や職種、独立形態によって変わり方は十人十色。感じ方も人それぞれです。すべてがポジティブに変化するわけではなく、ネガティブな方向に変わることもあり得ます。ここでは「独立後の変化」をイメージするためのヒントとして、実際に独立・開業を経験した20代〜60代の男女6人のリアルな体験談をご紹介します。「将来独立したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください!

01Episode1

収入も増え、ゆとりのある生活を送れるようになった

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KJさん(男性・30代)

独立した時期:2017年12月

独立した当時の年齢:27歳

独立前のキャリア:パチンコ店や飲食店のスタッフ(アルバイト)

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独立後の事業内容は?

フランチャイズの飲食チェーンのオーナーとして独立しました。独立から3年後に2店舗目をオープンし、現在はリゾートエリアの別荘やコンドミニアムでの出張シェフサービスなど複数の事業を展開しています。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

毎日が仕事中心の生活になりましたが、労働時間を気にせずに仕事に打ち込んでいるので、1日がアッという間に過ぎていく感じです。日々、ビジネスマンとして成長できている実感がありますし、色々な経営者と関わる中で前向きな情報や仕事をいただけることに充実感があります。収入に関しては、やればやった分だけ入ってくるようになったのは大きな変化だと思います。今はだいぶ収入も増え、ゆとりのある生活を送れています。家族からお金のことは何も言われません。

独立して良かったことは?

良かったと思うことは4つあります。1つ目はすべてに対して自分で責任を取れるようになったことです。性格的に何事も誰かのせいにするのは好きではないので、どんなに些細なミスやトラブルであっても、経営のトップとしてすべて自分で責任を背負えることに心地よさを感じています。
2つ目は人との出会いを大切にできるようになったことです。独立・開業してから、自分を支えてくれている方々のありがたみを実感するようになりました。今は、従業員やお取引先などを大切にすることで、自分の価値がより高まり、さらなる成長につながると思っています。
3つ目はビジョンを明確に持てるようになったことです。夢に向かって、従業員たちと一緒にガムシャラに仕事に打ち込めることが楽しくて仕方ありません。
そして、4つ目は何と言っても家族を裕福にさせてあげられることです。家族全員今の暮らしには満足しているので、独立して良かったなと思います。

独立を目指している方にひと言!

独立して社長やオーナーになることは簡単です。それを継続し結果を出すのが本物の経営者です。たくさん失敗しても構わないと思います。後悔をしないことが失敗より怖いことです。やった失敗より、やらない後悔が一番の失敗ではないでしょうか。人生楽しんでください。お金などはいくらでもなんとでもなる世の中です。お金のことは学べば方法はたくさんあります。努力しましょう!

02Episode2

「自分の腕で人生を切り拓いている」感覚には、何ものにも代えがたい満足感がある

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あやさん(女性・30代)

独立した時期:2020年4月

独立した当時の年齢:34歳

独立前のキャリア:出版社の編集者、広告営業など(正社員)

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独立後の事業内容は?

個人事業主のフリーライターとして活動しています。独立してから10カ月ほど経ちますが、現在は雑誌のほか、WEBメディアやオンラインショップのライティング、セールスレター・メルマガといった案件まで幅広く対応しています。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

毎日出社する必要はなくなりましたが、気持ち的には逆に引き締まりました。自分のスキルだけで稼がないといけないため、「時間はお金と同等の価値がある」と思うようになったんです。そのため、自分を律する目的で、予定が入っていなくても毎朝同じ時間に起きるようにしています。
仕事とプライベートの境目は薄くなったように感じます。24時間働いているような気もしますし、常に休みのような感覚もあります。もともと好きが高じての独立なので、働くこと自体はまったく苦ではありません。収入については、独立前からある程度依頼主や案件を確保できる目処が立っていたため、会社員時代と同程度以上の収入を得ることができています。

独立して良かったことは?

新しい仕事を獲得するために営業をして、クライアントとのコミュニケーションをとって、スキルアップを目指して…と、バイタリティあふれる毎日を送れています。会社員として勤めているときには感じられなかった充足感がありますし、「自分の腕で人生を切り拓いている」感覚には、何ものにも代えがたい満足感があります。最近では新たなWEBメディアの立ち上げにも関わらせていただき、メディアに名前入りで掲載されたときはとても嬉しい気持ちになりました。収入も独立前より良くなり、一人で生活していくには不足はまったくありません。

独立を目指している方にひと言!

私は独身なので思い切った独立ができたんだと思います。家族を持っている方はより慎重になると思いますが、独立することで人生をステップアップさせられる可能性は多分にあります。そのために、独立前からの根回しやスキル習得、資金確保、裏付けなど確実にしておくのが必須だと思います。

03Episode3

人から命令されるのが嫌いな私にとって、自営という働き方は快適そのもの

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平成のアトムさん(男性・60代)

独立した時期:1997年6月

独立した当時の年齢:37歳

独立前のキャリア:自動車製造会社の研究・開発職(正社員)

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独立後の事業内容は?

20年以上にわたって、心理カウンセラーとして働いています。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

独立直後は、週休2日制から週休0日制になりました。でも、自分の本当にやりたい仕事に就けたので、疲れは感じませんでした。サラリーマン時代は病欠することもありましたが、独立してからは心理的なストレスが減ったからか、体調を崩すことがなくなりました。
収入はサラリーマン時代と同等の収入を得るまでに4年ほどかかりましたが、以降は安定した収入を得ることができています。家族と過ごす時間は独立して減りました。その代わりによく平日に休みを取り、空いている観光地に家族で出かけ、思い切り遊んだことを覚えています。

独立して良かったことは?

何と言っても、自由なことです。人から命令されるのが嫌いな私にとって、自営という働き方は快適そのものです。サラリーマン時代は、自分より仕事ができない・知らない・やらない、そんな上司の言うことを聞かなければならなかったので、とても辛い思いをしていました。

独立を目指している方にひと言!

夢をあきらめず頑張りましょう。正しい戦略と戦術を持って突き進んでください。

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「やっていることすべてが自分自身のためになっている」ことがモチベーションの源泉

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まえまえさん(男性・20代)

独立した時期:2020年3月

独立した当時の年齢:24歳

独立前のキャリア:不動産情報サイト運営会社の営業(正社員)

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独立後の事業内容は?

会社の共同代表として、オンライン賃貸仲介サービスを中心とした不動産テック事業、新卒向けのインターン開催をはじめとする人材育成に特化した事業など、複数の事業を手がけています。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

会社員時代は会食や飲み会などに時間を使うことが多かったのですが、独立してからはそういう機会が減り、仕事に集中できる環境になりました。食べる・寝るといった生活に必要な時間以外は、すべて仕事に使っています。
会社員のときと比べると収入は減りましたが、気持ちの面での満足度は上がっています。「やっていることすべてが自分自身のためになっている」ことがモチベーションの源泉になっており、会社員時代には感じられなかった充実感があります。また、前に進めば進むほど、「世の中には自分より若い年次でも優秀な人がいるんだな」と感じることが多く、倍速で成長する必要があると痛感しています。

独立して良かったことは?

一番良かったと思うのは、すべての時間が自分の将来にダイレクトにつながっていくことです。もちろん、会社員時代に行っていた業務もやりたいことに近いことではありましたが、独立してからは自分のキャリアビジョンに近づくために、より直線的な動きができているように感じています。
また、多くの人との人脈ができるのも、良かったと感じるポイントです。独立してから月に30人以上の方々との新たな出会いがあるので、必然的に人脈が広がっています。

独立を目指している方にひと言!

VUCA(ブーカ)と言われる先が読めない時代では、挑戦できる人こそが面白い人生を歩めると思っています。ぜひ、皆さんも明確な意志を持った一歩を踏み出してみてください!

※編集部注:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのワードの頭文字を組み合わせた略語で、将来の予測が難しい状況を表しています。

05Episode5

独立していた当時を思い出すたびに、「もう一度挑戦しよう」と奮い立つことができる

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ライムさん(女性・40代)

独立した時期:2002年6月

独立した当時の年齢:26歳

独立前のキャリア:英会話教室の講師(契約社員)

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独立後の事業内容は?

実家が石材業をしており、そこの事務所を簡単に改装し、英会話教室を開きました。ちょうど開業から10年経ったころ、その事務所を壊すことになり、それを機に一区切りつけて廃業しました。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

独立するときは「これから自分の人生が始まる」と思い、気持ちが高揚したことを覚えています。
会社に勤めていたときには自分が納得していない教材を売るのが嫌でしたし、月謝も高いと感じていたので、生徒さんたちに対して罪悪感がありました。もちろん、独立した後もストレスがまったくゼロになったわけではありませんが、同僚や上司の目を気にするようなストレスではなく、「どうしたら若い私がプロとして見てもらえるか」「どうしたらうまく教えられ、生徒たちの高校受験を合格させられるか」という自分自身の成長に関するストレスに変わりました。
また、独立してからは海外旅行にも出かけられるようになり、生きた英語を身につける機会が増えました。何より自分の好きなように運営できることが楽しく、努力が努力と感じられず、すべてが自分の身になる栄養であると捉えられるようになりました。

独立して良かったことは?

教えたいだけ教え、気がつくと時間が超過することも多々ありましたが、生徒さんたちに熱意が伝わり、保護者からも信頼を寄せられることが嬉しかったです。

独立を目指している方にひと言!

私が独立した当時は若かったこともあり、ただ好きな英語に携わる喜びだけを追求し、経営や利益のことなどは考えておらず、採算はとれていませんでした。英会話教室だけでは自立が困難だったため、開業当初はダブルワークでパートとして働いていました。今になって振り返ると、自分のスキルに対する自信のなさから、月謝を安く設定していたように思います。当時の私はそれが良心的だと思っていましたが、プロであるなら自信を持って月謝の金額を設定すべきでした。自信のなさや未熟な面をどこか金銭面でカバーしようとしていたのかもしれません。
後悔や反省することはたくさんありますが、それでも私はあの時期ほど、自分の人生において充実感を味わえたことはありません。その日々を思い出すたびに、「まだやれる」「もう一度挑戦しよう」と奮い立つことができます。人生は一度きりです。規模は小さくても自分の実現したいことをやっていくのは何事にも変えがたい喜びです。最後に、独立を志す皆さんへのエールとして著名人の名言を送ります。「偉大な人物は批判者たちが投げた石でモニュメントを建てる」。

06Episode6

社長として会社経営を経験できたのは自分にとってプラスだった

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ゆみたさん(男性・50代)

独立した時期:1998年3月

独立した当時の年齢:30歳

独立前のキャリア:時計卸会社の販売・営業(正社員)

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独立後の事業内容は?

時計の問屋として、小売店への卸販売を行っていました。個人事業主としてスタートし、1年後には少人数ながら従業員を雇うようになり、さらにその8年後に法人化しました。しかし、インターネットの普及に伴い、小売店の販売が急減したことで年々売上が減少し、2010年に廃業に至りました。

独立してから生活や働き方、価値観などはどう変わった?

サラリーマンと違い、会社の仕事はすべて自分で行わないといけないため、独立してから仕事量は2倍強にはなったように思います。出勤時間は自ずと早くなり、退勤時間は遅くなりました。収入は「微増」という感でしたが、経営者として自分の仕事・事業に責任を持てることに充実感があったので、日々前向きに仕事に取り組めていました。プライベートでは結婚し、子供も産まれて家族も増え、家庭は円満でした。
その一方で、「自分だけでなく、従業員たちの生活も保障しなければならない」というプレッシャーは常に感じていましたし、年々売上が右肩下がりになっていく中で、少しずつ将来への不安も大きくなっていきました。

独立して良かったことは?

少人数の会社ではありましたが、社長として会社経営を経験できたのは自分にとってプラスだったと思っています。自分で事務所を構え、英気に満ちた従業員たちと出会い、売上目標に向かって一致団結して達成したときの喜びは格別でした。何よりも嬉しかったのは、事業が好調な時期に顧客、従業員、同業者すべての人々が潤って幸福感を共有できたことです。
また、営業先が全国各地にあったため、北は北海道から南は沖縄まで出張に出かける機会が多く、いつも小旅行気分を味わっていました。そんな風に自分のペースで仕事ができるのはとても快適でした。

独立を目指している方にひと言!

私が独立した当時はバブルの残り香がギリギリあるような時代で、誰でも独立できる雰囲気がありました。私の場合、インターネットの普及にもう少し柔軟に対応できていれば、廃業までには至らなかったのではないかと反省する部分もありますが、独立したことで会社設立に関わるノウハウ、人との付き合い方を学ぶことができましたし、営業スキルや会話対応力なども身につけることができました。
今の時代は当時とはまったく状況が異なりますが、大切なのは「失敗を恐れないこと」だと思います。自分を信じて頑張ってください!

独立後の生活・働き方に関するまとめ

ここまで、年代もキャリアもバラバラな6名の独立体験談をご紹介しました。独立後の生活や働き方、価値観の変化は人それぞれだということをご理解いただけたかと思います。中には、収入が減ったり、働く時間が長くなったりした方もいましたが、それでも「会社員時代よりも充実している」と感じている方が多いのが印象的でした。 こうしてリアルな体験談を聞くことで、良い面もあれば悪い面もあることを知り、独立という目標に向けて気を引き締めることができたのではないでしょうか。ぜひ独立体験者のエピソードやメッセージを参考に、ご自身が目標とするキャリアや生き方を再確認し、一歩ずつ前へ進んでください!

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