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ローソンのケンキュウ記事vol.04
インタビュー
工場勤務からローソンオーナーへ!「異業種からのチャレンジ」を決断した現役オーナーは、そのとき何を思った?

まったく経験のない世界に飛び込んで独立することは、大変な勇気がいること。そのとき、オーナーは何を思い、どう決断したのか。また、独立後、どんな思いで店舗経営に取り組んでいるのか。実際に、食品会社の工場勤務から転身した大河原オーナーにお話を聞いてきました。

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ローソンの充実したサポート体制に魅力を感じ、オーナーへのチャレンジを決断

profile

大河原利康さん(ローソン 伊勢崎太田町店オーナー)
10代から20代の後半までペットショップにて接客業を経験。その後、食品会社の工場勤務を経て、2016年2月、42歳のときにローソンのオーナーに。趣味はバイク。年に数回はツーリングに出かけている。

インタビュー写真1

──オーナーになられる前、大河原さんはどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

大河原:直近では、食品会社の工場で働いていました。「生活の糧だから働く」といった感じで、やりがいを感じることはほとんどありませんでした。それに対して、以前父が経営していたペットショップで働いていたときは、接客の楽しさを感じることができていました。工場に勤めながらも、どこかで「もう一度、あの楽しさが味わえる仕事がしたい」という思いがありましたね。

──そのお気持ちが、ローソンのオーナーになることにつながったのですね。接客の仕事に転職するという選択肢もあったと思いますが、転職は考えなかったのですか?

大河原:接客ができる仕事に転職したいと思っても、年齢がネックでした。40代では、良い転職先に巡り合える可能性は非常に少ない。だったら、自分のお店を持つしかない。そう思ったときに、選択肢の1つとして思いついたのがコンビニエンスストアのオーナーでした。

──安定した工場勤務からの転身に、不安はなかったのでしょうか?

大河原:独立するわけですから、もちろん不安がなかったと言ったらウソになります。特に、オーナーは船の船長ですから、船員になるクルーさんの生活を守っていかなくてはいけません。給与の面はもちろん、労災や雇用保険の制度など、経営者としてのノウハウがなくてもやっていけるのか。それが一番の心配事でした。でも、説明会等を通して担当者からじっくりお話を伺うことで、その不安も解消できました。

───具体的に、どういうポイントが不安の解消につながったのでしょうか?また、コンビニチェーンのなかでローソンを選んだ理由を教えてください。

大河原:不安が解消された大きな要因は、非常に手厚い支援制度があったことです。特に、「FCオーナー・インターン(FOI)制度」。オーナーになる前にインターンとして1カ月~3カ月間の店舗研修が受けられ、かつ加盟金の100万円が全額免除になるのが非常に魅力でした。実際に、私は1カ月間の店舗実習を受けましたが、この制度があったことがローソンを選んだ理由の1つでもあります。
そして、もう1つは店舗運営に関する「自由度」が他社に比べて非常に高かったことですね。以前ペットショップを運営していた経験から、コンビエンスストアのオーナーになるなら、「自分なりの店を創り上げていきたい」という思いがありました。

店舗運営の自由度が高いローソンだからトライできる、昔ながらのあったかい「マチの小さなお店」

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──オーナーになる前に「FCオーナー・インターン(FOI)制度」を利用して1カ月間店舗実習を受けたとのことですが、実際に経験してみていかがでしたか?

大河原:1カ月間というと短いと思うかもしれませんが、私の場合、店舗実習中は1日に必ず3つの質問をすることをノルマにして主体的に取り組んでいたので、非常に密度の濃い1カ月間でした。その甲斐あって、コンビニオーナーとして「何をすべきか」「何をしたら良いのか」というコンビニ経営に必要な知識が短期間で身につきました。過去に接客業の経験があると言っても、アルバイトとして与えられた仕事をしていた立場でしたから、店舗実習を通じて学べたことは本当に自分にとって大きかったですね。

──オープンから約1年半になりますが、ローソンを選んだ理由の1つでもある「自分なりの店づくり」には、どう取り組んでいますか?

大河原:目指しているのは、昔ながらのあったかい「マチの小さなお店」です。たとえば、低学年の小学生が下校した後にお小遣いをもっておやつを買いにくる。会社の行き帰りのビジネスパーソンの方には、「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と声を掛ける。そんなお店にしていきたいですね。実際、街のセレモニーやお祭りがあるときには、独自のイベントを開催しています。ハロウィンのときには子どもにキャンディーのプレゼントをしたり、夏祭りのときには「うまい棒」のつかみ取り大会を開催したり、地域の方との交流を大切にしています。
クルーさんによく言っているのは、「お店はオーナーのものでも、クルーさんのものでもなく、地域の皆さんのものです」ということ。地域の皆さんに、自分のお店として親しみを持ってもらえるようなお店を目指しています。そのために、私のお店では、クルーさんにお客様とどんどんおしゃべりするように言っています。コンビニでは珍しく、「雑談OK」のお店なんです(笑)
やはりお客様とのコミュニケーションを楽しむことが接客業の醍醐味ですから、クルーさんにはその面白さを感じてほしいという思いは強いですね。よくクルーさんの募集に苦労されるオーナーさんがいらっしゃると聞きますが、当店の場合はクルーさんの採用に苦労したことはありません。楽しく働けるお店という評判が口コミで広がり、おかげさまでほとんど求人募集の広告を出したことがないんですよ(笑)

時間をうまくコントロールすることで、以前よりも増えた自分の時間

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──コンビニエンスストアは年中無休の24時間営業なので、休みを気にされる方が多いようです。オーナーになられて、空いた時間の使い方や趣味に変化はありますか?

大河原:工場勤務のときは、休みがしっかり決まっていましたが、オーナーになってからは自分のコントロール次第でいくらでも時間を調整できるので、以前よりも自分の時間は増えたと思います。特にクルーさんがしっかり育ち、店を任せることができるようになってからは、より自由に休みを取れるようになりました。子どもたちの学校行事やスポーツの応援にはいつも参加していますし、ときには連休を取って、趣味のバイクで2泊3日のツーリングに出かけることもあります。独立前、家族からは休みが取れなくなることを心配されましたが、実際にはまったく問題なく休めています。

──時間をうまく管理されていらっしゃるようですね。今後の目標については、どうお考えですか?

大河原:オーナーになったからには、やはり多店舗経営を目指したいですね。「マチの小さなお店」を2店舗、3店舗と増やしていきたいと思っています。

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ライター大塚

この記事の担当ライター:大塚立誌
ライターとして人材採用系の原稿制作で30年以上の実績を持つ。近年はマイナビの各種媒体を中心に活動。年間の取材企業数は、150社を超える。
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