これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
ローソン・スリーエフ こどもの国駅前店
中西 実オーナー
20代の頃に腰を痛めてしまい、漫画家になる夢を諦めた中西さん。その頃にアルバイトとして始めたのが千葉県にあるローソン・スリーエフのお仕事でした。数年のアルバイトを経て、その後は店舗の店長として働くようになります。
オーナーを務めようと思ったのは更にその数年後。独立を決意した中西さんは、独立研修社員制度を半年利用してこどもの国駅前店のオーナーとして開業します。自分にコンビニオーナーが務まるのか悩んだこともあったという中西さんに、これまでのお話や今後の目標について詳しく聞きました。
※24年3月取材
当時の年齢 |
30代後半 |
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当時の自己資金 |
〜100万円 |
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事業スタイル |
店舗経営 |
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キーワード |
お客様から頼られる喜び 複数店舗を持つ |
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アルバイトとして働いていた経験もあり、仕事内容に不安はありませんでした。そのような中で、この仕事の重要性を感じたのは2011年の東日本大震災の際。当時、私がいた地域ではそこまで被害は大きくなかったのですが、近くに大きなスーパーがなかったんです。物資が不足する状況でたくさんの方に来店いただき、「ありがとう。」、「すごく助かった。」と言っていただきました。その言葉を受けて、この仕事をずっと続けたい、今後もこの仕事に携わりたいという気持ちになりました。それがこのビジネスを選んだ理由ですね。
あとは、独立研修社員制度を利用すれば自己資金の準備なく、オーナーになれるのも開業の決め手になりました。
オーナーになる前の資金のやりくりが少し大変でした。個人的な話になりますが、独立と同時に今の店舗に通いやすい場所へ引越しをしたんです。その時にまとまった資金が必要となり、ある程度の自己資金を用意しておくことは大事だと実感しましたね。独立研修社員制度を利用すると契約金など独立のための費用はかからないのですが、万一の状況に備えて準備しておくことは必要だと思います。
また、資格を取る際は早めに行動するのをおすすめします。資格によっては受けられる会場が決まっていたり、人数が上限に達してしまうと取得することが難しくなったりと、希望通りに進まない可能性があります。早め早めの行動が肝心ですね。
東日本大震災のときもそうでしたが、「お店が開いていて良かった。」などお客様から感謝の言葉をいただけるのが一番のやりがいですね。業務としては発注作業が好きで、自分の予想した通りに売れるのが楽しく励みになっています。
オーナーになってからも本部のサポートはとても手厚いと感じています。当店ではお客様の多くがこどもの国に遊びに来るご家族のため、コロナ禍では利用客が減りお店は大打撃を受けました。その際、本部が積極的に支援を行ってくれたんです。それがなかったら続けることは難しかったと思います。緊急時に本部が力になってくれるのはとても頼もしいですね。
人件費の上昇や物価高の背景もあり、売上を伸ばすためには店舗を増やすことがマストに。そのため2024年2月には近隣のあかね台の店舗オーナーにも就任しました。最初はスタッフ集めに苦労しましたが、今では安定して回るようになってきましたね。この2店舗目を軌道に乗せて、次は3店舗目を出すのが目標です。その頃には法人化もできればいいなと思っています。
いずれは自分が店舗に出る時間を減らして、各店舗の店長に現場を任せられるようにしたいです。そのために、今は人を育てることが大切だと感じています。人が充実することで個人の負担を減らせる、余裕のある店舗づくりを目指していきたいです。