これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■ももから家の鶏からの家(埼玉県川越市)/杉本さん(50歳)
幅広く飲食業に携わってきた杉本さんが、前職の宅配寿司店から独立・開業したのは40歳の時。以降10年間もの長きにわたり、地域密着型で愛される唐揚げ店を運営されてきました。実際、来店されるお客様のほとんどが常連さんだそうです。さらに現在では「鶏からの家」新人オーナーさんの研修も請け負っています。
当時の年齢 |
40代前半 |
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当時の自己資金 |
301〜500万円 |
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事業スタイル |
店舗経営 |
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キーワード |
安定した収益を見込める 脱サラして始める |
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飲食なら経験を生かして自分でもやれるんじゃないかと思ったのが一番の理由。大手に入っても会社が潰れる可能性だってある。それなら、人生の後半を自分で舵取りしようと。唐揚げは不動の人気があるので、大きく成功しなくとも手堅いビジネスだと思いました。
青心の石田社長とは前職時代の同僚で方向性も合致していたので、「鶏からの家」立ち上げ段階から一緒にタレを試作するなど、ブランドづくりにも貢献させてもらいました。
飲食経験が長かったので、開業に向けて苦労したことはほとんどありません。ただ、開業後は試行錯誤の連続。宅配に挑戦してみたり、メニューの内容や数を調整したり…本当に様々なことを試して、今のスタイルに落ち着いています。
取り扱いアイテム数は50以上と、青心の中でも多い方ですが、ここではコレが正解。調理の手間はありますが、やれる限りのことはやろうという思いで取り組んでいます。
「ボンバー丼」など目に止まるようなメニューもあるので、時には噂を聞きつけて来店される方もいらっしゃいますが、私としては本意ではないんです。一番嬉しいのは、地域の方からいただく「ここが開いてると助かるわ」の一言。
家庭の台所に、天候は関係ないですからね。雨でも嵐でも主婦の方々は食事を用意しなきゃいけない。だからこそ、地域の主婦層に頼られる存在であり続けることが、私のやりがいでもあるんです。
新型コロナの登場で明らかになったことは、やはり唐揚げは手堅いということ。大学が休講になって客足は多少遠のいたものの、テイクアウト需要もありほとんど影響は受けませんでした。価格帯的もデフレマインドにマッチしているので、これからも必要とされ続けるお店を目指したいですね。
欲を言えば、イートインに挑戦したい。だって、唐揚げは揚げたてが一番ウマイ!それを目の前で食べてもらえるお店が作れたら嬉しいです。