これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
原新さん(37歳・独立5カ月)
もともと軽急便の正社員として働いていた原さん。活き活きと働くドライバーさんたちと接するうちに、自分自身も車の運転が好きだったこともあり、「こっちの方が自分に向いているのかも?」と感じるようになっていったそうです。
ドライバーとしてはまだ数カ月ですが、軽急便の社員としては15年の経験があります。その上で改めてドライバーとして感じている仕事の魅力や、社員とドライバーの両方を経験しているからこそ分かることについて話してもらいました。(2022年8月取材)
当時の年齢 |
30代後半 |
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当時の自己資金 |
101〜300万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
趣味を仕事に 脱サラして始める |
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学生時代から日本の経済を支える物流業界に興味があり、軽急便に正社員として就職。正社員時代は、主に営業としてお客さまに接する他、ドライバーさんとも接点を持つ機会が多くありました。そんな中、私自身がもともと車の運転が好きだったことに加え、会員さんから仕事でいろいろな場所に行った話などを聞くことで、「自分もドライバーとしてやってみたい」と考えるようになり、思い切ってドライバーに転身させてもらいました。
営業としての経験から幅広い業界のお客さまとお取引きがあり、景気の影響を受けにくいことはわかっていたので、将来を考えても安心して独立を選ぶことができました。
毎日、いろいろなところに行けるのは、この仕事の特徴の一つ。もしかしたら、普段から運転や出かけることに興味がない方だと、それを苦痛に感じるのかも知れませんが、私自身はまったく苦になりません。
荷物を積んで走るようになってわかったのは、荷物の積み方にもちょっとしたコツが必要だということ。先輩ドライバーに上手な方が多いので、日々勉強です。依頼ごとに荷物の大きさや数、重さなどが異なるため、荷物をお預かりしたときには、まず「どうすればこれを安全に運ぶことができるのか」を考えてから載せるようにしています。
あとは、安全運転さえしっかり気を付けていれば、他に難しいことは一切ありません。
軽急便の営業は契約を取ってくるのみで、実際に荷物を運ぶのはドライバーです。依頼をくださるお客さまは、「急いで必要になった」「他に手段がない」など、“最終手段”として頼ってくださるケースも多くあります。無事に荷物を届けたときには、「届いてよかった」「これで間に合うよ」「ありがとう」と、直接感謝やお礼の声をいただくことができるので、それがドライバーとしてのやりがいにもつながっていきます。
昨今のコロナ禍では医療機関にワクチンや検査キット、自宅療養者の方に食料などを届けたこともありました。みんなが困っているときに、その役に立てるのはこの仕事をやっていてよかったです。
これまで軽急便では、本部から基本的な物流の仕組みや仕事の流れを教えた後には、現場で先輩ドライバーに教えてもらったり、経験を積むことで、しっかりとしたスキルを身に付けてもらう流れが大半でした。
今後は、正社員経験もある自分がドライバーになったことで、会社と事業者(ドライバー)の両方の考えを汲み取りながら、もっとスムーズに配送の仕事に慣れてもらったり、安全に荷物を運ぶためのノウハウを共有したりといった、教育制度や仕組みなどを提案していきたいと考えています。
せっかくの機会なので、ドライバーがより働きやすい体制づくりなど、自分にしかできないことに挑戦してみたいですね。
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