これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■小林 博明さん(49歳)/開業6年目
20歳で内装業の世界に入り、25歳で独立。長年にわたり現場監督・職人として活躍してきましたが、40代半ばに差しかかる頃、リーマンショックのあおりを受けて取引先からの発注が激減。中には支払いが半年遅延してしまう顧客も…。経理を担当する奥さまとともに、ため息の毎日。そんな中で小林さんが決断したのは、経験を生かして活躍できる新たな業界への転身でした。
当時の年齢 |
40代前半 |
---|
当時の自己資金 |
〜100万円 |
---|
事業スタイル |
無店舗での開業 |
---|
キーワード |
低資金で開業 お客様から頼られる喜び |
---|
20年自営業をやってきたこともあり、今さらサラリーマンにはなりたくないという思いと、職人としての自分の経験を多少なりとも生かしたいという思いがあり、その中で出会ったのがこの会社でした。
幸いなことに仕事に必要な車や工具一式はそろっていたので、開業に必要なコストはほとんどかかりませんでしたし、何より「自分で営業しなくていい」というのが魅力的でしたね。不景気で、大変な思いばかりしていましたから。
最初の頃は、タイムスケジュールをうまく組むのが大変でした。内装業のときは、「1日1現場」が当たり前。しかし家電修理は、日にいくつもの現場をこなさなければいけません。お客さま先では職人魂に火がついてしまい、ついつい長居してしまったり、初めて触る家電を担当するときには事前準備に時間をかけたり…。幸か不幸か仕事はどんどん来るので(笑)このペースに慣れるのには3ヶ月ほどかかりました。
家庭で使う電化製品は、故障したときの影響が大きいんです。洗濯機や電子レンジを「今日中に直してほしい」なんていう依頼もしばしば。そんな現場に駆けつけるわけですから、ちゃんと修理できたときにはとても感謝されます。そうやって、仕事で人に貢献できていることを実感するのは、この仕事のいちばんのやりがいではないでしょうか。
最近では高齢者のお客さまも多いので、安全に正しく使うためのご説明にも力を入れています。
内装業時代はため息ばかりついていた妻も、今では悠々自適の毎日を送っています。閑散期に休みを取って、一緒に旅行に行こうか、なんて考えているんです。子供はもう社会人なので、そろそろ孫とのご対面も期待したいところです。
今後も体が動く限り楽しく働きながら、プライベートをどんどん充実させていきたいですね。あと15年、65歳くらいまで…と考えていますが、もしかしたら70歳を超えても続けているかもしれません(笑)