これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
株式会社artisan 代表取締役社長
小栗 啓司さん
2014年に開業した「もみかる浜松三方原店」を皮切りにドミナント展開を続け、静岡県浜松市内にもみかる6店舗を経営。さらにはトレーニングジムの出店や不動産業への進出など、事業の多角化を続けている小栗さん。現在ではもみかるに加盟する他オーナーからの経営相談にも乗る立場ですが、意外なことに「現場に顔を出すことはほとんどない」と話します。
もみかるにどんな可能性を見出しているのか。複数店舗・複数事業で大きな成果を出せる理由はどこにあるのか。小栗さんの言葉には、純粋なオーナー業で成功するための秘訣が詰まっていました。
※2024年7月取材
当時の年齢 |
30代前半 |
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当時の自己資金 |
301〜500万円 |
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事業スタイル |
会社経営 |
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キーワード |
本部の手厚いサポート 複数店舗を持つ |
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開業前までリサイクル商社に勤務していた私は、もともと独立への思いはあったものの、リラクゼーション業界のことはまったく知りませんでした。もみかるでの開業を決めたのは、運営元であるドラミカンパニー代表の長谷川と旧知の仲であり信頼できる存在だったから。創業2年目の彼に「一緒にやらないか」と誘われ決断したんです。
知見も技術もまったく持っていなかった私は、当初から専門性のあるスタッフに現場を任せる方針を取りました。開業準備や集客も本部が持つナレッジに従って忠実に実行。ただ、もみかる自体の知名度がまだ低かった当時、1号店はなかなか軌道に乗らず開業2カ月目にして「撤退」の文字が頭をよぎっていました。
とはいえ、開業したばかりのタイミングで諦めるのは自分自身で納得できませんでした。そこで180度発想を切り替え、多店舗展開する方向に舵を切ったんです。
近隣にドミナント展開すれば広告宣伝費や研修費などのランニングコストをまとめて圧縮できます。また、スタッフが複数の選択肢から勤務地を選べるようにもなります。1店舗だけでは人間関係に悩んだ場合に退職に繋がりかねませんが、複数店から自由に選べればそのリスクも回避できる。人材戦略においても強みになると考えました。
開業6ヵ月目には思いきって2店舗目を出店。以前にも増して現場に任せるしかない状況が生まれ、私の経営スタイルが確立していきました。
私の経営スタイルを一言で表すなら「裁量と責任の明確化」。私は歩合制のスタッフが稼ぐための場を提供し、店舗にはほぼ顔を出さずに現場運営を一任。その代わりに技術力アップも含めてスタッフたちに責任を持って取り組んでもらっています。細かいマネジメントは一切しませんし、業績が落ちない限りは口も出しません。
そもそも私にとっては畑違いで経験のなかった分野。スタッフのほうが業界では先輩です。だからこそフラットに、良い距離感でやれているのでしょう。オーナー業に専念して独立するなら、自分が得意ではない業界のほうがいいのかもしれませんね。もし私の得意分野だったら、プレイヤーとしてのこだわりが出ていたと思います。
もみかる6店舗の他に、現在ではトレーニングジムも2店舗経営。不動産事業の展開も始めました。ジムで体を動かし、たまに差し入れを持って店舗でマッサージしてもらう日々。時間的にも体力的にもゆとりを持てるようになりました。
最近ではもみかるの加盟オーナーさんから相談されることも多いです。まだまだ偉そうなことを言える立場ではありませんが、うまくいかないときは「誰かに相談する」というアクションを起こすことが大切。私も開業当初はずっと長谷川を頼っていました。10年前と比べてもみかるのブランド力は飛躍的に高まり、成功ノウハウも蓄積されています。本気で動けばきっと成功できる。それが今のもみかるだと思いますよ。
もみかる/株式会社ドラミカンパニー
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