これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
白石オーナー(36歳)写真左/2019年4月開業
Webデザイナーから「忍者ナイン」のオーナーへと転身した白石さん。学生時代にスポーツスクールでアルバイトをした経験から、いつかは自分の教室を持つのが夢でした。情報収集をするなかで、運動を通じて子どもの社会性を養う「忍者ナイン」に出会います。運動技術だけでなく、「諦めない心」や「挑戦する勇気」を育むカリキュラムに共感。独立を決意しました。
開業2年目にお話をお伺いしてから約4年。当時、4拠点だった教室は11拠点に拡大し、生徒数も倍以上の約220名に。「教室を開業してよかった」と話す白石さんに、これまでの道のりを語っていただきました。(2024年3月取材)
当時の年齢 |
30代前半 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
熱中できる仕事 お客様と近い距離で働く |
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私は忍者ナインで、子どもたちが社会で生き抜くための精神的な強さを育みたいと考えています。楽しみながら挑戦を繰り返し成功体験を重ねることで、諦めない心や挑戦する勇気を養いたい。そんな思いで教室を運営しています。
開業から5年が経ち、生徒の成長を感じる瞬間が増えました。入ったばかりの頃は「無理」「できない」と、やる前から諦めていた子が率先して新しい競技に挑戦したり、何度失敗してもできるまでトライしたり。そんな姿を目の当たりにすると、熱いものがこみあげてきます。保護者の方々と子どもの成長を喜び、感動を共有できるのはこの仕事ならでは。大変なこともありますが、毎日が充実しています。
先日、開業当初から通っている生徒に、どうして通い続けてくれるのか質問したんです。すると「楽しいから!」と笑顔で即答してくれました。思わず笑みがこぼれましたね。私が目指す教室運営は、間違いではないんだと手ごたえを感じたと同時に、自信にもつながりました。
というのも、教室では生徒の気持ちや自主性を重視し、一人ひとりに寄り添った指導を心がけているのですが、最初から上手くいったわけではありません。今のスタイルを確立するまでにたくさん悩み、試行錯誤を繰り返しました。私の意識を変えたことで生徒との関係が深まり、信頼関係が強くなったように思います。この5年間で、私自身も多くのことを学びました。
やはり、一番のやりがいは生徒が楽しんでレッスンに打ち込んでくれることです。そして「忍者ナインに通ってよかった」と思ってもらえたら最高ですね。最近では教室を卒業した生徒の保護者から「中学校の運動会で大活躍している。通わせて本当によかった!」とわざわざ連絡をいただくことも。幼児・小学生の頃に運動能力の基礎を身に付けた成果が、成長と共に発揮されているようで、忍者ナインを始めてよかったと喜びを感じています。
また嬉しいことに、「子どもが楽しんでるから」と保護者同士でご紹介いただく機会も増えました。もっと頑張ろうというモチベーションになっています。
今後も拠点を増やしていくのが目標です。これまでに11拠点を展開してきましたが、実はもともとは拠点を広げるつもりはなかったんです。でも現場で子どもたちが成長していく姿を見て、このカリキュラムは本当にいいものだと実感。子どもたちのために、もっと広めていきたいと強く思うようになりました。
この目標を実現させるため、教室を任せられる人材育成にも力を入れています。私が目指す拠点拡大は、あくまでも子どもたちの体と心の成長を育む場を増やすこと。むやみな拡大ではなく、質の良い指導ができる教室を増やすのが目的です。子どもに寄り添った指導を徹底し、楽しく学べる場所をつくっていきたいと思っています。