これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
◇◆はんこ屋さん21 上大岡店 高野オーナー◆◇
ご実家が商売をされていたこともあり、物心ついた時から独立を夢見ていた高野さん。大手飲食店の社員時代にも、社内独立を検討されていましたが、チャンスを得られず脱サラを決意されました。
上大岡店をオープンして12年間、成長し続けるその活躍ぶりは、TV番組の特集でも取り上げられるほど。
今回はそんな「脱サラの成功者」が実践した成功の秘訣も伺いました。
当時の年齢 |
30代前半 |
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当時の自己資金 |
301〜500万円 |
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事業スタイル |
店舗経営 |
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キーワード |
安定した収益を見込める 脱サラして始める |
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私はサラリーマン時代から、新規事業として何かを手がけたいと考えていたので、FC系の媒体などを見ては分析していました。はんこ屋さん21は、個人で始めるなら平均単価や原価率、コストなどのバランスが取りやすいビジネス。
同業他社も見ましたが、本部の利益が優先されるFCとは違って、ロイヤリティが固定だったりと、説明会でも「オーナーと一緒に成長していこう」という姿勢を感じられたんです。
私は「立地条件」こそ明暗を分けるポイントだと考えていたので、納得できる物件が見つかるまで半年以上かけました。この上大岡に関しても、駅前や店舗前に立って交通量調査もしたんですよ。
さらに、約1ヶ月間、1日4〜5時間ずつ先輩オーナーにお願いして店の流れをアルバイトとして見学させてもらいました。正直、アルバイトで繋ぐのは大変でしたが、ずっとこの店を続けていくのですから、少しでも有利な状態にしたかったんです。
開業当初は土地勘もなかったので、お店の赤いエプロンをつけて、近所のお店に飲みに行って顔を覚えてもらうなんてこともしましたね。正直、恥ずかしかったですが、そこから受注に繋がったケースも。
独立開業に際してはんこを作られるお客様や、新店舗オープンなどに携われる機会も多く、ビジネスのお話を聞いているだけで、自分のことのように考えられますし、手がけた看板を街中で見られるのはやっぱり嬉しいですね。
上大岡店は13年目を迎え、売上が下がったのは過去に1度しかなく、安定成長を継続し続けています。
この状態をキープし、今以上の売上をいかに作り上げていくかが課題です。
今は夫婦2名で小規模企業や個人事業主を中心に展開していますが、人を雇ったり、店舗を増やすことも検討中。一方複数店舗を経営するためのノウハウも必要となるため、多店舗展開されているオーナーさんから学ばせてもらおうと考えています。