これまでの経歴やプロフィールをご紹介します。ご確認のうえ、ぜひ体験談をお読みください。
■赤帽タダヲ運送 田中裕子さん
開業29年目(1994年開業)
親孝行のつもりで始めた赤帽のお仕事でしたが、気が付けばもう25年以上の月日が経っていたと話す田中さん。父親から赤帽の事業を継承したのは23歳の時でした。兼業でドライバーをしていた父親の本業が忙しくなり、少しでも役に立てたらという気持ちで自ら事業を引き継ぐことを申し出たと言います。
始めた当初は女性のドライバーが少なく、手探り状態だった時もあったそうです。未経験で始めて25年以上も続けられている秘訣とは?当時苦労したことや、大変だったこととは?赤帽を開業してから現在に至るまでの詳しいお話を田中さんにお聞きしました。
当時の年齢 |
20代前半 |
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当時の自己資金 |
101〜300万円 |
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事業スタイル |
無店舗での開業 |
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キーワード |
本部の手厚いサポート 自分の店を持つ |
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赤帽の事業を父から引き継いだのは23歳の時でした。亡き父は、店舗を構えず1人で始められ、副業でもできて家族と一緒に長く続けられる事業という点でこの仕事を始めたのだと思います。当時、本業が忙しくなった父に対して親孝行ができればと思い、私から事業継承を申し出ました。ちょうど私も仕事を探していた時期だったので、タイミングが良かったのもありますね。
事業継承については正直なところ初心者ではあったのですが、赤帽の担当者とお話をした際に「協同組合は助け合う環境。一緒に成長していきましょう。」と背中を押して貰えて、とても励みになりました。赤帽では事業継承をする方が多く、実際の手続きも簡単に行えます。
私が開業した当初はまだまだ女性ドライバーが少なかったんです。だからといって働きにくいということもなく、先輩や本部から多種多様な案件を紹介して貰い自分に合った案件を見つけていきました。赤帽の魅力はなんといっても「圧倒的な知名度」と「助け合える環境」。あらゆる業種のお仕事があるので、必ず自分にあった案件を見つけられます。
私はこの仕事をする前に接客や調整を行う業種で働いていたことがあったのですが、その経験を活かす機会もありました。配送とはいっても、実は「きめ細かな対応力」が活きる案件もあります。開業2年目以降は主に印刷業界、ブライダル、ホテル関連で信頼をいただき、月収30万円以上を達成しました。
「誰にも縛られずに自分らしく働ける、そして稼げる」という充実感を得られています。赤帽は自分次第で配送の日時を調整できるので、人生のあらゆる場面にも対応して続けることが可能なんです。配送前後の時間を有効活用して、育児・家事との両立も難なく達成できました。空き時間での夕食の買い出し、学校行事への参加など、縛られずに働けていると感じています。
実は会社員だった夫が「今の環境では先が見えない」「頑張った分だけ稼ぎたい」と赤帽で一緒に走る決断をしました。今は各々の得意分野での配送をこなして、2人で年収1,200万円以上を継続しています。自由に働きながら稼げる、それが魅力でありやりがいでもありますね。
先輩組合員と父に助けて貰った恩をこれから加入する方へのサポートとして返していきたいと思っています。私も始めた当初は右も左も分からず、先輩組合員に助けてもらうこともあれば本業で忙しくしている父に助けを求めたこともありました。そんな時に嫌な顔をせず手伝って貰ったのはいい思い出です。周りからのサポートがあったからこそ成長できたと思いますし、私も誰かにとってそんな存在になれたら嬉しいですね。
赤帽は本当に働きやすい環境が整っています。だからこそこんなに長く続けて来られたんだと思います。父から引き継いだ大切な事業も、今では私にとっての天職。これからも自分らしく、続けられるだけ続けていきたいです。